「どうしよう。まだ結婚なんてしたくないよ。」

「それはまた無茶苦茶な話だねー。」

「でしょ?いつかこういう日が来ることは覚悟していたけど…。」

「まさかこんなにいきなりだとはね。それに次の日曜日って、今日が月曜日だから1週間しかないじゃん!」

「ほんとにね。せめてお父様も婚約者が決まったことぐらいもっと早く教えてくれれば良かったのに。」

朝のことを思い出してしまい、私が顔を顰めると、海里は苦笑して言った。