「どうかしたか?」

「あのー、それならどうして私の名前を知ってるんですか?」

「あ、いや…えっと…」

どうしたんだろう?

なんかめっちゃしどろもどろになってるし、顔も赤い。

もしかして…熱!?

「大丈夫ですか?顔赤いですよ?体調悪いなら保健室行きます?」

「え?ああ、大丈夫だから気にすんな。で、なんで桜木のことを知っているのか、だったな。」

「はい。」

「桜木、いつも高そうな車でスーツ着た付き人らしき人に送って貰ってるだろ?特別コースでもそういう奴あんまりいないから生徒の中で有名なんだよ。」

「そうなんですか?」