ゆいぼんのいない日々はあっという間に過ぎた。
事故の後、ゆいぼんが事故に遭ったのは悠永のせいだと泰翔くんが責め、クラス中に言いふらし、悠永は孤立した。
私は事故の日のことを悠永から聞いたけど、悠永が全面的に悪いわけじゃなく、泰翔くんにも非があるのではないかと思った。
しかし、それを本人に言っても聞く耳を持ってくれないのは目に見えていたから私はたかれなに相談した。
「たかれなはどう思う?」
「うーん...。アタシはどっちが悪いとも言い切れないと思うけど、何度言っても泰翔は俺は悪くないって言うんだよね...。だからアタシはもう何も言えない」
「そんな...」
「でもアタシは説得し続けるよ。ズミが悪くないって信じてるし。だけど当分はこんな感じだと思う。泰翔は寂しがりやだからアタシは泰翔の側にいてちゃんと話を聞く。だからももかも悠永の側にいてあげて。少し我慢すればまた仲良しに戻れるよ」
私はその言葉を聞いて...覚悟した。
たかれなは何も分かってない。
悠永と泰翔くんが仲良しなんて...あり得ない。
泰翔くんが悠永を遊びに誘うのはその遊びで勝つため。
ドロケイで警察になって悠永を捕まえた時、すごく嬉しそうにしていた。
体育の授業中だってずっと並んで走ってるけど、最後は泰翔くんがスパートをかけて勝ちに行く。
戦ってるんだよ。
2人共、佐倉由依を巡ってずっと争ってるんだよ。
それなのになんで気づかないの。
もしくは気づいてるのに平気な顔してるの。
そんなの...そんなの間違ってる。
私もたかれなも幼なじみに片想いしてるって言うのに、張本人の佐倉由依は......記憶喪失?
意味が分からない。
不公平だ、こんなの。
こんなのもう...嫌だ。
私は壊す。
佐倉由依で繋がってしまった関係なんて本人がいなければ脆いはず。
壊れればいい。
壊れなければ壊せばいい。
お仕舞いにしよう。
佐倉由依がいなくなったんだから、リセットだ。
また戻ればいい。
佐倉由依と出逢う前の関係に戻るんだ。
事故の後、ゆいぼんが事故に遭ったのは悠永のせいだと泰翔くんが責め、クラス中に言いふらし、悠永は孤立した。
私は事故の日のことを悠永から聞いたけど、悠永が全面的に悪いわけじゃなく、泰翔くんにも非があるのではないかと思った。
しかし、それを本人に言っても聞く耳を持ってくれないのは目に見えていたから私はたかれなに相談した。
「たかれなはどう思う?」
「うーん...。アタシはどっちが悪いとも言い切れないと思うけど、何度言っても泰翔は俺は悪くないって言うんだよね...。だからアタシはもう何も言えない」
「そんな...」
「でもアタシは説得し続けるよ。ズミが悪くないって信じてるし。だけど当分はこんな感じだと思う。泰翔は寂しがりやだからアタシは泰翔の側にいてちゃんと話を聞く。だからももかも悠永の側にいてあげて。少し我慢すればまた仲良しに戻れるよ」
私はその言葉を聞いて...覚悟した。
たかれなは何も分かってない。
悠永と泰翔くんが仲良しなんて...あり得ない。
泰翔くんが悠永を遊びに誘うのはその遊びで勝つため。
ドロケイで警察になって悠永を捕まえた時、すごく嬉しそうにしていた。
体育の授業中だってずっと並んで走ってるけど、最後は泰翔くんがスパートをかけて勝ちに行く。
戦ってるんだよ。
2人共、佐倉由依を巡ってずっと争ってるんだよ。
それなのになんで気づかないの。
もしくは気づいてるのに平気な顔してるの。
そんなの...そんなの間違ってる。
私もたかれなも幼なじみに片想いしてるって言うのに、張本人の佐倉由依は......記憶喪失?
意味が分からない。
不公平だ、こんなの。
こんなのもう...嫌だ。
私は壊す。
佐倉由依で繋がってしまった関係なんて本人がいなければ脆いはず。
壊れればいい。
壊れなければ壊せばいい。
お仕舞いにしよう。
佐倉由依がいなくなったんだから、リセットだ。
また戻ればいい。
佐倉由依と出逢う前の関係に戻るんだ。



