「由依!」
悠永に名前を呼ばれてわたしは咄嗟に右手を後ろに回した。
「今行く!」
わたしは潰さないようにそれを大事に握りしめて悠永のところに行った。
悠永は菜の花畑の中心に立っていた。
一体どういうプレゼンをしてくれるのか、楽しみ。
「7年前由依があるものに関してオレに言ったこと覚えてる?」
「わたしお喋りで色んなこと話してるから、詳しくは...」
「んじゃあ、早いけど正解発表。正解は、"わたしの分の花冠ははるどんが作って"」
「あぁ!シロツメクサの花冠!確かにわたし、はるどんにプレゼントした」
「今度教えるって言ってたのに結局教えてもらえなかったけど、自分でやり方調べて作ってみた」
「それは、ごめんなさい。で、どれ?花冠見せてよ」
「その前に由依に言いたいことがある」
悠永が伏せていた顔を上げてわたしと視線を交わした。
どんな黒よりも透き通っていて美しい黒。
この黒なら、染められても嫌な気がしない。
むしろ、染められたい。
染めてもらえたらわたし......幸せだ。
「由依」
「はい。何でしょう?」
「オレは......オレは......由依が好きだ」
悠永に名前を呼ばれてわたしは咄嗟に右手を後ろに回した。
「今行く!」
わたしは潰さないようにそれを大事に握りしめて悠永のところに行った。
悠永は菜の花畑の中心に立っていた。
一体どういうプレゼンをしてくれるのか、楽しみ。
「7年前由依があるものに関してオレに言ったこと覚えてる?」
「わたしお喋りで色んなこと話してるから、詳しくは...」
「んじゃあ、早いけど正解発表。正解は、"わたしの分の花冠ははるどんが作って"」
「あぁ!シロツメクサの花冠!確かにわたし、はるどんにプレゼントした」
「今度教えるって言ってたのに結局教えてもらえなかったけど、自分でやり方調べて作ってみた」
「それは、ごめんなさい。で、どれ?花冠見せてよ」
「その前に由依に言いたいことがある」
悠永が伏せていた顔を上げてわたしと視線を交わした。
どんな黒よりも透き通っていて美しい黒。
この黒なら、染められても嫌な気がしない。
むしろ、染められたい。
染めてもらえたらわたし......幸せだ。
「由依」
「はい。何でしょう?」
「オレは......オレは......由依が好きだ」



