二度目の初恋

伽耶ちゃんはバッグから1冊の日記帳を取り出し、わたしに突きだした。


「これはゆいぼんが昔書いてた日記帳。ここに全部書いてある。これを読めば分かる」

「どうしてわたしのものを伽耶ちゃんが?」

「良いから読んで。早く...読んで」


わたしは伽耶ちゃんの圧に押され、訳も分からないまま日記帳を開いた。

この日記帳は4年生の時のものだった。

4月1日から始まり、3月2日で終わっている。

わたしは思い出をなぞるようにそこに書かれている決してきれいとは言えない文字を読んでいった。