二度目の初恋

そんなわたしに伽耶ちゃんは毒針を容赦なく刺してくる。


「謝ってもダメ。終わってしまったことを悔やんで、ましてや忘れたことを謝られても困る。」

「分かってるよ。だけど...」


わたしが言葉を絞り出してそう言うと、伽耶ちゃんがわたしの心臓のど真ん中を射るような鋭い目付きでわたしを見つめてきた。

そして、大声で叫んだ。


「私はね、悠永が好きなの!ずっとずっとずーっと好き。それなのにあの頃はあなたが悠永の1番側にいた。いつもいつもいつも、ゆいぼんが私の場所を奪って悠永の側にいたのよ。それが1番嫌だった。今だって会ってるのが嫌だし、本当は再会してもらいたくなかった!」

「伽耶ちゃん...」


伽耶ちゃんは悠永くんが好き......だったんだ......。

わたしの胸がバクバクしてくる。

自分の体が自分のものじゃないみたいに言うことを聞かない。

同時多発している症状のどれもわたしの意思に反して強くなるばかりで、制御できない。

苦しいのはわたしも同じ。

お願い......もう......


「止めて...」


わたしの声は伽耶ちゃんの耳にも心にも届かなかった。


「私は私から私の大切なものを奪っていくゆいぼんが嫌いだった。いや...今だって嫌い。だから今日で何もかも終わらせる」