二度目の初恋

しかし、わたしの想いは届けられなかった。

わたしは悠永くんの家を知らなかったから最寄り駅だと言っていた駅のホームにあるベンチに座ってずっと待っていた。

学校が終わるのを今か今かと待って、1本でも早い電車に乗りたいと思い飛び乗った。

到着したら、ホームから改札へ向かう階段が近い場所を探して近くのベンチに腰かけた。

でも、待っても待っても悠永くんは現れなかった。

見逃さない自信があったのに、見逃してしまったのだろうか。

わたしは仕方なく、冷たい石のようなベンチの上で、2月の暴風に吹かれながら、自分の作ったブラウニーを食べた。

ナッツが歯に挟まり、違和感を感じながら電車の中で外を眺めながらナッツを取ろうと口の中を舌で掃除していたのだった。