「ねえ、混ぜ終わったんだけど」
「じゃあ、これを16等分に切ろう。まな板は...」
「ハート...」
「えっ?」
わたしは驚いて思わず聞き返した。
「ハートにしたい」
わたしはまたまたフリーズしてしまった。
今日は予想外のことが多すぎて心が着いていけていない。
もしかしてわたしの妹は...ツンデレってこと?
「何?悪い?」
「いや...その...。本当に好きなんだね、その人のこと」
「なんか勘違いしてるみたいだけど、あたしがあげるのは伽耶ちゃんだから」
「あっ...そ、そうなんだ。ごめんごめん」
わたし、完全に恥ずかしい妄想をしていた。
だけど、それならこの状況にも納得がいく。
もし本命を作るとしたら、わたしなんかよりよっぽど伽耶ちゃんの方が頼りがいあるし、信頼されてるから、伽耶ちゃんにお願いするはずだもんね。
「伽耶ちゃんには毎年あげてるの。去年までは買ってたんだけど今年はちゃんと作ろうと思って」
「伽耶ちゃんには本当に感謝だね。わたしの代わりに紀依とお父さんを見守ってくれた...。わたしもそのうちお礼しないとな」
「ね、手止めないで。どうやるの?」
「そうだった。えっとね、じゃあ...4つにしよう。そうしたらハート4つでクローバーになる」
「ふふっ」
また笑われた。
何がそんなにおかしいんだろう。
笑いのツボ、浅いのかな?
なんか分かってきたような分からないような...。
でも、これからまだまだ一緒に暮らせるんだから徐々に知っていけばいい。
「おお!いいね!ではでは遂にオーブンに投入だね」
「うん...」
紀依は真剣な表情でオーブンにクローバー型のクッキーを入れた。
「上手に焼けますように」
パンパンと手を叩くとやっぱりまた笑われた。
「神社じゃないんだから止めてよ」
そう言いながらもくすくす笑っている。
本当は良く笑う子なんだろう。
もう少しで1年になるのに、新しい発見ばかりだ。
すれ違い続けてまさかここで交差するなんて思ってもみなかった。
こんな奇跡をくれた伽耶ちゃんには本当にありがとう、だね。
わたしは伽耶ちゃんの家の方向にぺこりと頭を下げてから自分のチョコ作りに取りかかった。
「じゃあ、これを16等分に切ろう。まな板は...」
「ハート...」
「えっ?」
わたしは驚いて思わず聞き返した。
「ハートにしたい」
わたしはまたまたフリーズしてしまった。
今日は予想外のことが多すぎて心が着いていけていない。
もしかしてわたしの妹は...ツンデレってこと?
「何?悪い?」
「いや...その...。本当に好きなんだね、その人のこと」
「なんか勘違いしてるみたいだけど、あたしがあげるのは伽耶ちゃんだから」
「あっ...そ、そうなんだ。ごめんごめん」
わたし、完全に恥ずかしい妄想をしていた。
だけど、それならこの状況にも納得がいく。
もし本命を作るとしたら、わたしなんかよりよっぽど伽耶ちゃんの方が頼りがいあるし、信頼されてるから、伽耶ちゃんにお願いするはずだもんね。
「伽耶ちゃんには毎年あげてるの。去年までは買ってたんだけど今年はちゃんと作ろうと思って」
「伽耶ちゃんには本当に感謝だね。わたしの代わりに紀依とお父さんを見守ってくれた...。わたしもそのうちお礼しないとな」
「ね、手止めないで。どうやるの?」
「そうだった。えっとね、じゃあ...4つにしよう。そうしたらハート4つでクローバーになる」
「ふふっ」
また笑われた。
何がそんなにおかしいんだろう。
笑いのツボ、浅いのかな?
なんか分かってきたような分からないような...。
でも、これからまだまだ一緒に暮らせるんだから徐々に知っていけばいい。
「おお!いいね!ではでは遂にオーブンに投入だね」
「うん...」
紀依は真剣な表情でオーブンにクローバー型のクッキーを入れた。
「上手に焼けますように」
パンパンと手を叩くとやっぱりまた笑われた。
「神社じゃないんだから止めてよ」
そう言いながらもくすくす笑っている。
本当は良く笑う子なんだろう。
もう少しで1年になるのに、新しい発見ばかりだ。
すれ違い続けてまさかここで交差するなんて思ってもみなかった。
こんな奇跡をくれた伽耶ちゃんには本当にありがとう、だね。
わたしは伽耶ちゃんの家の方向にぺこりと頭を下げてから自分のチョコ作りに取りかかった。



