わたしは深夜2時を回ったところでこっそり部屋から出て台所に向かった。
音を立てないように細心の注意を払って階段を降り、ドアの前まで辿り着いた。
ふぅ...。
胸を撫で下ろし、ドアを開けた。
が、しかし...。
「うわっ...」
「あっ...」
キッチンには紀依ちゃんが立っていた。
お互いに数秒フリーズしてしまい、沈黙の時が流れた。
「何?何か用?」
沈黙を破ったのは紀依ちゃんだった。
紀依ちゃんは再びゴムべらで何かを混ぜ始めた。
「いや、その...。バレンタインチョコを作ろうと思って。紀依ちゃんも?」
「そんなの見れば分かるでしょ」
相変わらずぶっきらぼうだけど、今ちゃんとわたしの問いに答えてくれたよね?
やっとまともな会話が出来たんだ。
わたしは心がぽかぽかしてきて、浮き足だってしまった。
「目障りだから自分の部屋に戻って。あたしが終わった頃に来て」
「うん...分かった」
本当はもっと話したいけれど、あまり介入すると益々悪化しそうだからおとなしく戻ることにした。
踵を返し、ドアに手をかけた、その時だった。
音を立てないように細心の注意を払って階段を降り、ドアの前まで辿り着いた。
ふぅ...。
胸を撫で下ろし、ドアを開けた。
が、しかし...。
「うわっ...」
「あっ...」
キッチンには紀依ちゃんが立っていた。
お互いに数秒フリーズしてしまい、沈黙の時が流れた。
「何?何か用?」
沈黙を破ったのは紀依ちゃんだった。
紀依ちゃんは再びゴムべらで何かを混ぜ始めた。
「いや、その...。バレンタインチョコを作ろうと思って。紀依ちゃんも?」
「そんなの見れば分かるでしょ」
相変わらずぶっきらぼうだけど、今ちゃんとわたしの問いに答えてくれたよね?
やっとまともな会話が出来たんだ。
わたしは心がぽかぽかしてきて、浮き足だってしまった。
「目障りだから自分の部屋に戻って。あたしが終わった頃に来て」
「うん...分かった」
本当はもっと話したいけれど、あまり介入すると益々悪化しそうだからおとなしく戻ることにした。
踵を返し、ドアに手をかけた、その時だった。



