二度目の初恋

泣き止んでから悠永くんはわたしをファミレスに連れていってくれて話を聞いてくれた。

まとまりのない話にもうんうんと頷いて聞いてくれるその姿を見て、記憶の蓋がカタカタと音を立てていた。

わたしはなんとなくこの感じを覚えている。

わたしが話して悠永くんが聴いてくれる。

覚えていないのに懐かしいなんて思うのはおかしいのかもしれないけど、心が覚えていることもあるんだとわたしは改めて思った。

そしてその心は......雪のような純白な色から桜のような淡いピンク色に変わり始めてもう数ヶ月が経っている。

春になる頃にはどんな色になっているのだろう。

さくらんぼみたいに真っ赤で艶やかになっているのかな。

それはまだ...分からない。