二度目の初恋

「ゆいぼん!」


わたしの名を呼ぶ声が聞こえた。

この声、この足音、この香り......

きっと......悠永くんだ。


「ゆいぼんっ......」


悠永くんがわたしを抱き締めた。

それはもう息が出来なくなるくらい、ドキドキして苦しくて、泣いているからさらに苦しかった。

それでもその温度に触れていると心まで暖かくなってきた。

ずっとこのままがいい...。

そう思えるほど、なぜか悠永くんの腕の中だと安心した。

だからわたしは何も考えず、自分の気持ちが済むまで泣いていた。