二度目の初恋

「そうだったのか...」


オレは話を聞き終え、目の前でまた泣き出しそうになっている由依の手に自分の手を伸ばしてそっと重ねた。

さっきまで冷えきっていた雪のように白い手が今はちゃんと温かくなっていた。

由依の手から伝わる複雑な気持ちをオレは全て理解出来るわけではないけれど、それでも知りたかった。

由依と心を共有したかった。


「由依、オレも一緒に由依の家にいく。由依は1人じゃない。...大丈夫。何かあってもオレがなんとかするから。だからもう1度家族と向き合おう。由依の気持ちをちゃんと皆に伝えるんだ」

「うん......。がんばる」


頑張れ、由依。

オレも頑張るから。