二度目の初恋

由依に元気を取り戻してもらおうと、オレはいつもよりも頑張って口を動かした。

沈黙が気まずくならないように思い付くことを矢継ぎ早に話した。

由依がうんうんと頷いて聴いてくれるから安心して話せたが、どこか寂しく感じた。

昔は由依がオレの話す暇がないくらいに弾丸トークを繰り広げ、オレは専ら聴く側だったからだろう。

由依が話す内容をちゃんと聞いていなかったり、聴いていたり...。

聞いていなければ叱られ、聞いていれば笑いながら話してくれた。

由依はどんなオレでも見ていてくれた。

それだけは変わらないみたいだ。