無事廃病院を抜け出し、由依が落ち着いた頃に学校を出た。
空は茜色に染まり、街路樹も夕日に負けないくらい鮮やかな色に染まっている。
赤、オレンジ、黄...。
眺めていて思い出すのは、小3の時、学校の秋の芸術展に出す作品を描いていた時のことだ。
学校の絵を描きなさいと言われていて皆色々な場所に散らばり、学校の全体図を描いていたのに、由依だけは紅葉した木々が画用紙の7割近くを占めている絵を描いた。
担任の先生からは叱られていたが、「わたしは学校よりも紅葉を書きたいんですぅ」と反発し、そのままの構図で色を塗り、提出した。
そうしたら、たまたま展覧会に来ていた美術の先生から高い評価を得て、由依は初めて図画工作の絵の評価が"大変よい"になったらしい。
絵も通知表も見せつけて来たから良く覚えている。
オレはその話を由依にしてあげた。
由依は照れ笑いを浮かべ、頬を夕日よりも真っ赤に染めていた。
空は茜色に染まり、街路樹も夕日に負けないくらい鮮やかな色に染まっている。
赤、オレンジ、黄...。
眺めていて思い出すのは、小3の時、学校の秋の芸術展に出す作品を描いていた時のことだ。
学校の絵を描きなさいと言われていて皆色々な場所に散らばり、学校の全体図を描いていたのに、由依だけは紅葉した木々が画用紙の7割近くを占めている絵を描いた。
担任の先生からは叱られていたが、「わたしは学校よりも紅葉を書きたいんですぅ」と反発し、そのままの構図で色を塗り、提出した。
そうしたら、たまたま展覧会に来ていた美術の先生から高い評価を得て、由依は初めて図画工作の絵の評価が"大変よい"になったらしい。
絵も通知表も見せつけて来たから良く覚えている。
オレはその話を由依にしてあげた。
由依は照れ笑いを浮かべ、頬を夕日よりも真っ赤に染めていた。



