「悠永くんの側には伽耶ちゃんがいてほしい。これからも支えになってほしい。悠永くんの幸せを心から願ってほしい。わたしがこうして伽耶ちゃんにお願いするのはね、わたしは何も覚えてないし、バカだから。悠永くんの気持ちも理解してあげられないから。これはわたしから伽耶ちゃんへの最後のお願い」
最後のお願い......。
何でそんなことを......。
「3月3日で始まって終わる。そしてまた新たな気持ちで始めよう。だから...だから、今日で恨むのも憎むのもお仕舞いだよ。......最後、だよ」
ゆいぼんが私の腕を優しく掴み、顔から離すと目の前にぴんと立った小指を出してきた。
「わたしのお願い...聞いてくれるよね?」
「ゆいぼん......」
ゆいぼんは私の小指に無理やり自分の小指を絡めた。
そしてまた微笑む。
涙が頬をなぞった道筋がくっきりと白い肌に残っていた。
「約束、だよ。絶対絶対ぜーったい、破らないでね」
私は黙って頷いた。
やっぱりゆいぼんにはかなわなかった。
最後のお願い......。
何でそんなことを......。
「3月3日で始まって終わる。そしてまた新たな気持ちで始めよう。だから...だから、今日で恨むのも憎むのもお仕舞いだよ。......最後、だよ」
ゆいぼんが私の腕を優しく掴み、顔から離すと目の前にぴんと立った小指を出してきた。
「わたしのお願い...聞いてくれるよね?」
「ゆいぼん......」
ゆいぼんは私の小指に無理やり自分の小指を絡めた。
そしてまた微笑む。
涙が頬をなぞった道筋がくっきりと白い肌に残っていた。
「約束、だよ。絶対絶対ぜーったい、破らないでね」
私は黙って頷いた。
やっぱりゆいぼんにはかなわなかった。



