二度目の初恋

私の意識がふわふわしている中、ゆいぼんは話し出した。


「伽耶ちゃんは...伽耶ちゃんは昔から、責任感が強くてがんばり屋さんで真面目なんだよね。私の代わりに紀依のお姉さんになろうとしてくれたって、紀依からもお父さんからも聞いたよ。本当にありがとう」

「ありがとうなんて言わないで。私はただ...」

「それに悠永くんのことも。私を事故に遭わせたことに負い目を感じてた悠永くんを救ってくれたのは伽耶ちゃん。その事実は変わらないし、悠永くんの心の真ん中には伽耶ちゃんがいると思う」

「違う...違う違う...違う違う違う!そんなわけない!だって悠永はゆいぼんのことが......」


ゆいぼんが私の口を塞いでにっこり笑った。

泣きつくしたのか涙はもう浮かんでなくて代わりに私の瞳に涙が充填してきた。

鼻の奥がつーんとし、頭がじわじわと痛くなってくる。

頭頂部が握りつぶされるようなそんな痛みを感じる。

私はゆいぼんの肩にこめる力を緩めて自分の顔を両手で覆った。

溢れてくる涙を抑えたくて、

カッコ悪い姿を見せたくなくて、

私は私の顔も心も覆いたかった。

ゆいぼんはそんな私に構わず、話を続けた。