二度目の初恋

私はあの日のことを話した。

そして事故の前の思い出も事故後の皆のことも。

特に悠永の苦労と私の紀依への奉公を切々と聞かせた。

私たちの努力を知らずにのうのうと生きられても困る。

ゆいぼんがいない間、私達はその穴を埋めるために必死だったのだから。

埋め合わせに勤しんで自分を見失いかけたりもした。

あの事故の認識の違いで、4人はバラバラになった。

たかれなは泰翔の側に、私は悠永の隣にいてずっと見守り、支えて来たんだ。

1度壊れたものはどんなに時が経っても直らない。

それを理解していないのは、良いことも悪いことも全部きれいさっぱり忘れたゆいぼんだけ。

私はそんなゆいぼんが......憎い。

憎くて憎くてたまらない。

こんな不快で重苦しい感情を持ったまま過ごせない。

ならば、吐き出すしかない。

全て吐き出せば楽になれる。