二度目の初恋

「楽しみの前にも楽しみはきちんと楽しまないとなぁ~」

「怜奈ちゃん、ほどほどにね」

「はいはぁい」


アタシはフォークでミニケーキを刺し、口にぱくりと入れ込んだ。

ダイレクトにくるガツンとした甘さが下から脳に伝わり、染み込んでいく。

このくらい甘い恋をしてみたいものだ。

恋してても相手は全く気づいてないし、ライバルは目の前にいるってのに全然憎めない可愛い幼なじみだし。

アタシの恋はマーブル模様をした複雑な味がするはず。

そんなことを思いながら皿に残ったケーキたちを食べ進めたのだった。