二度目の初恋

オレの頭の中に浮かんだのは、好きな駄菓子ではなかった。

一瞬で消えてしまったが、確かに今浮かんだ。

誰といても、何をしていてもオレはやっぱり思い出してしまう。

忘れることなんて、出来なかった...。


「悠永?」


伽耶がオレの顔を覗き込んでいた。


「悠永、大丈夫?もしかして人に酔った?それとも熱中症?」

「いや、そんなんじゃない。昨日暑くて良く寝られなかったから一瞬意識が遠退いただけ」


そう...。

そうだ。

そう思い込むことにしよう。


「じゃあ飲み物買ってあっちの方で涼もうか」

「ごめん。来て早々に休憩なんて...」

「倒れられたら困るからね、適度に休憩しよ。まだ夏祭り終わらないし、日が沈んでからまた来てもいいよ。ってか、そっちの方が良いかもね」

「じゃあ、お言葉に甘えて...」