「あっ、そうだ」
伽耶が突然立ち止まる。
「どうした?」
「悠永に誕生日プレゼント。暗くなると良く見えないし、忘れると困るから今渡すね。...はい」
伽耶がバッグから取り出したのは青いリボンが着いていて爽やかな水色に白のドット柄の袋だった。
「ありがとう、伽耶。今日はオレが伽耶にお礼をする日なのに」
「気にしないで。私、本当に悠永といられるだけで幸せなんだ。何ももらわなくても...悠永がいればそれでいい」
伽耶が言いたいことも言おうとしていることも、言えずに今まで来ていることもなんとなく分かった。
オレたちは似た者同士で幼なじみ...だから。
「中、見てもいい?」
「あっ...うん...」
オレはリボンをほどき、袋を開いて中身を取り出した。
オレの手の中にあったのは...ネックレスだった。
「い、一応ね、真ん中についてるのは8月の誕生石ペリドットなんだよ!」
伽耶が動揺しているのが良く分かる。
それもそのはず。
今までの誕生日プレゼントの中で一番高価だし、攻めている。
そろそろ、そういう時なのだろうか。
この関係が終わる時が近付いているのだろうか。
オレはネックレスを伽耶の前に差し出した。
「えっ?」
伽耶が目を丸くする。
「えっと......その......着けてもらえる?」
オレの言葉に伽耶が口元を押さえた。
叔母さんが庭で育てているミニトマトよりも真っ赤に伽耶の頬が染まっていた。
「わ、わわ、分かった」
「ありがとう。すごく素敵なプレゼントだよ」
伽耶は不器用だからネックレスを着けるのにも少々時間はかかったけど、伽耶の想いが伝わってきて体がぽかぽかした。
それでもこのネックレスを着けているとなぜか安心する。
伽耶にもともとある包容力がこのネックレスに憑依したのだろうか。
それはひとまずどうでもいい。
今は目の前の伽耶を喜ばせることを考えよう。
いつもオレのために頑張ってくれて、オレのためになることを何も言わずにやってくれる伽耶にちゃんと日頃の感謝を伝えよう。
「伽耶、行こう」
「わっ...!」
オレは伽耶の左腕をしっかり掴んで境内への階段を登り始めた。
伽耶が突然立ち止まる。
「どうした?」
「悠永に誕生日プレゼント。暗くなると良く見えないし、忘れると困るから今渡すね。...はい」
伽耶がバッグから取り出したのは青いリボンが着いていて爽やかな水色に白のドット柄の袋だった。
「ありがとう、伽耶。今日はオレが伽耶にお礼をする日なのに」
「気にしないで。私、本当に悠永といられるだけで幸せなんだ。何ももらわなくても...悠永がいればそれでいい」
伽耶が言いたいことも言おうとしていることも、言えずに今まで来ていることもなんとなく分かった。
オレたちは似た者同士で幼なじみ...だから。
「中、見てもいい?」
「あっ...うん...」
オレはリボンをほどき、袋を開いて中身を取り出した。
オレの手の中にあったのは...ネックレスだった。
「い、一応ね、真ん中についてるのは8月の誕生石ペリドットなんだよ!」
伽耶が動揺しているのが良く分かる。
それもそのはず。
今までの誕生日プレゼントの中で一番高価だし、攻めている。
そろそろ、そういう時なのだろうか。
この関係が終わる時が近付いているのだろうか。
オレはネックレスを伽耶の前に差し出した。
「えっ?」
伽耶が目を丸くする。
「えっと......その......着けてもらえる?」
オレの言葉に伽耶が口元を押さえた。
叔母さんが庭で育てているミニトマトよりも真っ赤に伽耶の頬が染まっていた。
「わ、わわ、分かった」
「ありがとう。すごく素敵なプレゼントだよ」
伽耶は不器用だからネックレスを着けるのにも少々時間はかかったけど、伽耶の想いが伝わってきて体がぽかぽかした。
それでもこのネックレスを着けているとなぜか安心する。
伽耶にもともとある包容力がこのネックレスに憑依したのだろうか。
それはひとまずどうでもいい。
今は目の前の伽耶を喜ばせることを考えよう。
いつもオレのために頑張ってくれて、オレのためになることを何も言わずにやってくれる伽耶にちゃんと日頃の感謝を伝えよう。
「伽耶、行こう」
「わっ...!」
オレは伽耶の左腕をしっかり掴んで境内への階段を登り始めた。



