年下彼氏の独占欲。



放課後。



今日も先輩と昇降口での待ち合わせ。



「澪緒くん」

「帰りましょう。」



笑顔で俺の名前を呼ぶ先輩は居なくなっていた。


どこか寂しげな表情を見せる。


そんな顔をするなら早く俺に縋ってください。


2人並んで歩き出し、門前まで来た時女子に話しかけられた。


昼休みに頼んでおいた。

『放課後、恋花先輩といる時に誘って』と。


事情は全部話し、

万一、先輩が止めなくて俺が誘いに乗ったとしてもその後何もしないとも伝えた。