君色パレット



「なーぎーさっ♪」


またあの甘ったるい声が聞こえた。

聞こえるその声にうんざりしてくる。


俺に話しかけるな。

なんで俺にかまうんだ?




「ねぇねぇ、聞こえてる?」


話しかけてくんなよ。

正直こいつとは話したくない。

俺は無視をしてクラス表を見に行った。