君色パレット





あとは他愛もない話しをしながら帰った。



初めは、なんだこいつって思ってたけど

実はいい奴かもしれない。


今日会ったばかりだけどなんだか直感的にそんな感じがした。



色々くだらないことを話してる間に、

家の前まで来てしまっていた。


「ごめん!」


結局家まで送ってもらってしまった。


「なんで?
俺この先の本屋に用があるだけだし。」


やっぱりいい奴だ。

あたしに気を使わせないためだろう。


だって今日本屋は定休日。

気付かなかったことにしとこうか。