玲の体はギリギリ受け止められたが、 玲は精神的に もうズタズタになっていた。 どうして俺は いつも玲を助けられないんだろう。 前だって、 今回だって、 俺がもっとしっかりしていれば こうならなかったはずだ。 自分のせいだけど、 澪のせいにする自分がいる。 『玲に何言ったんだよ!?』 苛々してつい声を荒げてしまった。