君の好きな人が私だったらいいのにな。

さっきまでのドキドキはどこへ消えてしまったのか

ゲームが始まれば自然といつも通りの自分に戻っていて

これだから侑の彼女にはなれないのかななんて、思ったりする。


「あ!ちょ、ぶつかってこないでよ!」

『お前がそっち居るからだろーが、』

「違いますー!侑が向かってくるからでしょ!」

「………柚真と高野は相変わらずだねぇ、9
位と8位なのに。」

「自分1位だからってそーゆーこと言うのやめてよ、羽瑠!」


そう、私も侑も、レースゲームはお世辞にも上手くないのだ。