君の好きな人が私だったらいいのにな。

「侑、先部屋上がっといて。飲むもん持ってく。」

『おう、頼むわ。』


いつも通りのやりとりを交わしたあと

キッチンでお茶を用意していると

お母さんが小走りで駆け寄ってきた。


「ちょっと柚真、あの、氷室くん?イケメンじゃないー!」

「ちょ、声大きすぎ笑」

「あんたの周りはほんっと美男美女揃いねぇ、」

「私はどーせ美女じゃないですよー。」


お母さんを軽くあしらって

5人分のお茶を持って私は部屋に上がった。