君の好きな人が私だったらいいのにな。

『………柚真、今日泊まっていっていい?』

「んー…?最初っから帰る気ないでしょ…?」


ドライヤーの暖かい風で

ウトウトしながらもそう答えると

正解、と侑の声が耳元で響いた。


『ほら、フラフラすんなって…、』

「んー…。」


私の後ろに座っている侑に、体重を預けたまま

私はどんどん重くなる瞼を下ろした。


『………おやすみ、柚真、』


この侑の言葉を最後に

私は深い眠りに落ちていった。


-END-