君の好きな人が私だったらいいのにな。

「ってか時間!そろそろ0時になる!?」

『あー…、あと30分。そろそろ出るか、』

「うん。羽瑠達、3人一緒にいるのかな?」

『氷室は場所知らねぇから、もしかしたらそーなんじゃねぇ?』


そんな話をしながら

私達は最低限の荷物を持って、家を出た。


「ふー…、ほんとだ、さむっ…、」

『…あ、手袋もしてくればよかったな。』

「あー、ほんとだ。」


忘れちゃった、と私が言うと

ん、と侑は私に片手を差し出した。