君の好きな人が私だったらいいのにな。

「もー…、」

『雪だるまでも可愛いから大丈夫だって、』


侑は恥ずかしげもなくそう言って

私にコートを着せたあとマフラーをぐるぐる巻きにした。


「さすがにあっつい…、」

『そりゃ部屋の中だからな。』


手でパタパタ顔を仰いでいると

侑は私の両頬を手のひらで挟んだ。


「つめたっ、」

『ふっ…。なんか、大福みてぇ、』

「ちょっと、それどーゆー意味よ、」


そんなに正月太りしてないし!と私が言うと

そーゆー意味じゃねぇよ、と侑は笑った。