君の好きな人が私だったらいいのにな。

-柚稀 side-


『……あ、東雲、今時間大丈夫?』

「うん。……柚真と連絡ついた?」

『ついさっき、会って話した。』


家に帰ってすぐ

俺はまだ今も杉野のことを心配しているであろう

東雲に電話をかけた。


『………て、ことらしい。』

「幼なじみとして!?ばっかじゃないの、あの鈍感野郎、」

『俺もそう思ったよ、でも…、』


今まで幼なじみとしてあの距離感で生活してきた2人なら

仕方がないことなのかもしれない、と俺は思った。


「柚真、落ち込んでた…?」

『んー、まあ、それは、ね。』

「だよね…、」