君の好きな人が私だったらいいのにな。

『柚真、ちょっとこっち、』

「え、ちょっ…、」

『せっかく来たんだから写真撮ろーぜ。』


大きくてとても入り切らないツリーをバックに

侑はパシャ、とスマホで写真を撮った。


「もーちょっとかがんでよ、侑でかいんだから。」

『はいはい。んじゃあもう1枚、』


ぐぃ、と肩を抱き寄せられて

その瞬間に、シャッターの音がした。


「………あのさ。」

『ん?あ、写真後で送っとくわ、』

「………私、侑が好きだよ。」


色々考えるよりも先に

勝手に口が動いていた。