君の好きな人が私だったらいいのにな。

「わ、もう結構暗くなってる…、」


お昼ご飯を食べた後、私達は適当にぶらぶら買い物をしたり

ゲームセンターで普段遊んだこともないコインゲームに夢中になったりしていたら

気がつけばもう外は暗くなっていた。


「寒っ…、」

『手、かしてみ。』

「手?」


ん、と左手を差し出すと

侑は私の手のひらに自分の手のひらを重ねて

ぎゅっと握った。


「え、ちょ、何っ…?」

『お前手ぇ冷たすぎ笑』


侑はそう言って笑って

そのまま繋いだ手をポケットに突っ込んだ。