君の好きな人が私だったらいいのにな。

「侑新しい店見つけんの得意だよねー、」

『まあなー。ってお前、手、』

「ん?」

『ほらここ、皮むけてる。』

「あ、ほんとだ。」


夢中になってて気がつかなかったけど

ずっとボーリングのボールを持ってた右手の手のひらは

皮がむけて血が滲んでいた。


『だから2ゲームでやめろっつったのに、』

「だってそれじゃあ侑が勝ち逃げじゃん!」

『はいはい笑』


いいからコンビニ寄るぞ、と侑は私の左手を引いた。