君の好きな人が私だったらいいのにな。

「ふぅー、やっと座れたー、」

『これだけ混んでると座るとこ探すのも一苦労だな。』


両手に持ちきれないほどの食べ物を買って

私たちは校舎の裏側にあるベンチに座った。


「わーっ、美味しそー、」

『あ、ばか、それ俺の焼きそば。』

「いいじゃんちょっとくらい、ケチ。」


そんなことを言いつつ

買ってきた食べ物をものの30分くらいで食べ尽くして

氷室の所へ行くべく校舎の中へ戻った。