君の好きな人が私だったらいいのにな。

確かに自分の好きな人にこんなこと言われたら

嬉しいような悲しいような、複雑な気持ちになるのも無理ない。


『柚稀?どうかしたか?』

『あ、いや、なんでもない。』

『ぼーっとしてたけど熱中症か?』

『俺そんな身体弱くないから笑』


侑は男女誰にでも優しい。

男の俺でも侑の周りに人が集まる理由がわかるような気がした。


『………なんで気づかないかなぁ、』

『ん?なんか言ったか?』

『いーや、なんでも。早くご飯にしよっか。』


俺が言うと、侑は少し不思議そうな顔をしながらも

そうだな、と頷いた。


-柚稀side end-