追伸

 これは僕が日本語で書く最後の手紙になります。

今後、ワタクシからの愛の言葉を授与するためには、英語を学んでいただかなくてはなりません。

葉月、さん、の英語の成績を良く知った上でこのようなことを申し上げるのは誠に心苦しいのですが、その点、甘やかしすぎたなー、などと、自分の将来を推し量る能力の低さに、嘆息するばかりであります。

しかし同時に葉月さんの恐ろしいまでの国語力から、ほとんど無理に近い暴挙でもって、潜在能力には期待しておりますので、期待させた以上は裏切らないで下さいますよう、よろしくお願い致します。


 追伸以上。また会いましょう。


 松宮隆一朗