明日土曜日で仕事も休みだしこのままリリーさんと楽しい夜を過ごすんだろうな。 「どうぞ、遠慮なく行ってください。」 食べたら私も帰るし。 戸上さんが顔を歪めた。 怒ってる!? 気を利かせたのに怒られるんですか!? 「リリー、君とは行けない。」 「あら、残念ね。」 リリーさんは私の方を見て微笑みかけた。 「あなたはどんなテクニックを持ってるの?」 テクニック?が何? 戸上さんが何故か頭を抱えている。 何がなんだかわからない。