少女が連れてこられたのは 「壬生浪士組屯所」 だった。 壬生浪士組と言えば、街の人達からの 印象は悪く。"壬生狼"などと、 嫌われているのだ。 『私はどうすれば?』 「着いてきてもらえるかな。」 『分かりました。』 少女は大人しく従う。 まるで人形のように表情ひとつ変えず。