翌日

「パパ!ママ!」

「衣音里〜!大丈夫か!?」

「もう、心配したよのよー!」

うう、苦しい......笑

でも、嬉しい


「わざわざ、お見舞いに来てくれてありがとう。仕事、大丈夫?」

「おう、部下たちに任せたアハハ」

いや、部下を大事にしようよ......パパ


「そうだ、衣音里はいつ退院できるんだ?
パーティーには、間に合いそうか?」


「!そっ、それは、、、、、大丈夫!大丈夫だよ!」

にこやかに返した


「そうか!よかったよかった!」


ガラガラ〜


「衣音里、大丈夫......!!」

「おっ!怜夢君!」

「おっ、お久しぶりです」

「いや〜、白衣が似合うわね〜」

「あ、ありがとうございます」

「ちょっと!怜夢が苦しそうだよ」

「あっ、ごめんごめん」

その時、携帯にバイブ音なった

「ごめんね、衣音里また、来るね」

「うん、わざわざ来てくれてありがとう
お仕事頑張ってね」


ガラガラ〜


どうしよう、もし、退院出来なくなったら......



「衣音里、大丈夫」

すかさず、聞いた怜夢

「......うん。」

「その写真、誰?」

「へ?あー、これ、お兄様」

「お兄さんいたの?」

「うん、お兄様はアイドルをしてるの
でも、仕事が忙しくて家に帰ってこないだ僚に泊まったり、ホテルに泊まったり、家には1年に1回ぐらい帰ってくるだけな」

「凄いね、お兄さん」

「うん、何でも小さい頃から完璧にこなしてプロ意識がとても強かったから」
「今回のパーティーにお兄様が見に来るの
だから、余計に失敗できない。」


衣音里は、少し切なそうに言った