《次の演奏は、花山南高校吹奏楽部ですっ!》
「おはようございます!渚先輩!」
「あ、おはよう」
5月。
私たちに後輩が入ってきた。
2年生になった私たちは、今まで以上に部活に励んでいた。
志乃先輩は結局、2年の最後までは続けたものの、今年に入って引退した。
なので、私がパートリーダーになった。
「渚ちゃん、今日本番なのに、彼はまだ?」
「琴乃ちゃん!ごめんね、アイツ寝坊したから先生の車で来るって」
「うわーまたかー」
柊は相変わらず寝坊ばっか。
琴乃ちゃんも相変わらず柊のことはあんまり好きじゃないみたい。
「渚!今日の華のSoloの後ろで、うまい具合にドラムのアレンジして盛り上げてくれない?」
「了解。華、Solo頑張ってね、期待してる」
「当たり前でしょ?」
華とはいい関係になったと思う。
なんでも言い合える、親友?じゃないけど相棒、かな。
舞奈と絵美子はSoloの座を争うくらい同等の位置に立てていた。前までは舞奈の方が格段に上手かった。
この2人はいいライバルだと思う。
「ちょっと渚?何ぼーっとしてんの?」
「あ、ごめんごめん」
「そーだ、柊くんは?また寝坊?起こしに行ってあげなさいよ、彼女でしょ?」
「そんな簡単に言いなさんな、華さん。あの人がすぐ起きると思います?」
「思いませんなぁ」
でしょ?とか言いながら笑い合っていると、後輩が声をかけてきた。
「あの…、1年の時、2人仲悪かったってほんとですか?」
「おはようございます!渚先輩!」
「あ、おはよう」
5月。
私たちに後輩が入ってきた。
2年生になった私たちは、今まで以上に部活に励んでいた。
志乃先輩は結局、2年の最後までは続けたものの、今年に入って引退した。
なので、私がパートリーダーになった。
「渚ちゃん、今日本番なのに、彼はまだ?」
「琴乃ちゃん!ごめんね、アイツ寝坊したから先生の車で来るって」
「うわーまたかー」
柊は相変わらず寝坊ばっか。
琴乃ちゃんも相変わらず柊のことはあんまり好きじゃないみたい。
「渚!今日の華のSoloの後ろで、うまい具合にドラムのアレンジして盛り上げてくれない?」
「了解。華、Solo頑張ってね、期待してる」
「当たり前でしょ?」
華とはいい関係になったと思う。
なんでも言い合える、親友?じゃないけど相棒、かな。
舞奈と絵美子はSoloの座を争うくらい同等の位置に立てていた。前までは舞奈の方が格段に上手かった。
この2人はいいライバルだと思う。
「ちょっと渚?何ぼーっとしてんの?」
「あ、ごめんごめん」
「そーだ、柊くんは?また寝坊?起こしに行ってあげなさいよ、彼女でしょ?」
「そんな簡単に言いなさんな、華さん。あの人がすぐ起きると思います?」
「思いませんなぁ」
でしょ?とか言いながら笑い合っていると、後輩が声をかけてきた。
「あの…、1年の時、2人仲悪かったってほんとですか?」

