次の演奏は花山南高校吹奏楽部ですっ!〜部活大好き彼氏が甘すぎる〜

「県立花山南高等学校、以上3校」

────うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

歓喜の叫び声が響いた。

私たち、私たち東関東行けるんだ!!

これで…

「東関東で金賞を取って代表になれば…!」

東日本に
行ける!!



ピピピピピ…ピピピピピ…

目覚まし時計の音が響く。

「……ん」

県大会が終わって一夜。
今日からまた、東関東のための練習が始まる。

制服に着替えて家を出る。

「あ、おはよう柊」
「おはよう渚!」
「今日早いんだね」
「まぁな、1本早い電車に乗れた!」

そんなたわいもない話をしながら
学校に向かう。

「おはようございます、先生」
「おはよう、渚ちゃん!今日の柊は寝坊しなかったんだね」
「…ほっとけ…」

いつも通り…に見えるけど、本当は感情が高ぶりっぱなしだ。
昨日からずっと。

コンクールで金賞を取るなんて、東関東に行けるなんて。

「これから、もっと練習は厳しくなるからね」

先生は楽しそうに言った。
…まぁ、この先生だから、きっと予想以上に厳しくなるんだろう。

「あ、おはよう渚ちゃん!」
「おはようございます、志乃先輩」

先に来ていた志乃先輩がマレットを巻いておいてくれた。

皆、東関東に向かって調整に入る時期。

そんな中私はあろうことか


スランプに陥ってしまった。