砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

イマードさんは、私が大金を払えば、アムジャドと別れると思っていたんだわ。

そんな風に思われていたなんて。

「その人は、身分のある人なのね。」

「はい。」

「だとしたら、絶対迎えに来てくれるわ。」

ご婦人は、にこにこ笑っている。

「……迎えに来なかったら?」

「自分から飛び込んでいけばいい。」

あまりにも突拍子のない意見に、私はポカンとしてしまった。

「自分から飛び込んで、拒否されたらどうするんですか?」

「あら、あなたさっき、相手の人も一緒に来て欲しいって、言ったじゃない。」

「はい。」

「大丈夫よ。愛があれば、全て乗り越えられるわ。」


-愛があれば、全て乗り越えられる-

「ありがとうございます。」

私はご婦人に頭を下げた。