砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

1カ月後。

私とアムジャドの挙式が催され、国民にみんなが私達の結婚を祝ってくれた。

「アムジャド皇太子!」

「チナ皇太子妃!」

快くこの国に受け入れられたのは、サハルの一件が、国中に伝わったからだと思う。

「今度の皇太子妃は、お医者様みたいよ。」

「しかも、皇太子妃になられても、サハルでお医者様を続けていらっしゃるんでしょ。」

集まってくれた人の視線が痛い。

みんな、私に期待しすぎだよ。


「チナ。僕は君に出会えた事、神様に感謝するよ。」

「私も。あの時、アムジャドに出会えてなければ、こんなにも素晴らしい人生は、待っていなかったわ。」


思えば、まだ医学生だった頃。

津田先生に、ふいに紹介されたアムジャド。

一目で恋に落ちた。

あの瞬間が、夢のよう。


「これからも、チナを愛し続けるよ。」

「私の方こそ。あなたを第一に想うわ。」


これから始まるシンデレラストーリー。

でも私は、敢えていう。

誰にでも訪れる、ラブストーリーだと。


ーEND-