砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

「そんな事をされたら、僕だって我慢できない。」

私の手に、アムジャドの手が重なる。

温かい。彼はいつも、私に温もりを与えてくれる。

「さあ、寝ようか。」

「それもそうね。」

腕を放した途端に、アムジャドに抱き抱えられた。

「アムジャド。」

「いいからいいから。」

アムジャドはベッドに、そっと私を置いた。

「今日も、君を抱かずにはいられないって、分かっているんだろう?」

「ええ。分かっているわ。」

私達はキスを交わすと、熱い夜を過ごした。


翌朝。

気が付くと、アムジャドはいなくなっていた。

その代り、一枚の紙が置いてあった。

【愛しいチナ。目が覚めて僕がいなくても、悲しまないで。】

アムジャド。

一体、どこに行ったんだろう。

不安が募る。