砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

そんな時だった。

一人の女中が、スーッと私の元に近づいてきた。

「チナ様。早くお上がり下さい。皇太子がお呼びでございます。」

「アムジャドが?」

不思議に思って、お風呂から出て、部屋に戻った。

そこには、アムジャドの姿があった。

「アムジャド!」

「シッ!」

アムジャドは、口に手を当てた。

「ジャミレトに、内緒で出て来た事がバレる。」

「ああ……」

ジャミレトさんに内緒で来た?

いけない事をしているようで、胸がドキドキする。

「どうしてここに?」

「夜忍び込むって、約束していただろう。」

私達は見つめ合うと、キスを交わした。

「嬉しい。」

「僕も嬉しいよ。一日だって、君と会わずにはいられないんだ。」

私の愛おしい人。

アムジャドを、ぎゅっと抱きしめた。