砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

するとジャミレトさんは、私をきつい目で見た。

「悪いのは、アムジャド皇太子をそそのかした、あの女です。」

そう言って指を指された。

「アムジャド皇太子は、あの女にそそのかされているのです。」

「そんな!」

私は初めて、ジャミレトさんに反抗した。

「私はアムジャドをそそのかしてなんかいないわ。真剣に愛し合っているだけよ!」

「そう思わせているのが、そそのかしていると言うのよ!」

ジャミレトさんは、鋭い目で私を射抜いた。

「アムジャド皇太子を、元に戻して!モルテザー王国に必要な方よ!あなたが奪っていい権利なんて、何一つない!」

私の目から、涙が溢れた。

「ただアムジャドを愛しただけなのに、どうしてそんな事を言われなきゃいけないの?」