砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

「何だ。」

「私、本当にアムジャドの事を愛しています。生涯アムジャドだけだと誓えます。どうか、私達の結婚を許して頂けないでしょうか。」

「チナ……」

私とアムジャドは、手を握り体を寄せ合った。

「父王。この通りです。チナと結婚できないのならば、私は皇太子の地位を降ります。」

「なに!?後は誰が継ぐのだ。」

「弟達の誰かが継げばいいでしょう。僕はチナの事を、最優先に考える。」

「そこまで……」

アムジャドのお父さんは、椅子の上で倒れそうになった。

「王よ。大丈夫ですか?」

ジャミレトさんが、王を支えた。

「ああ、ジャミレト。こんな事になってしまった事を許してくれ。全ては私の責任だ。」

「何を仰いますか。王は何も悪くはありません。」