砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

「おまえは何か勘違いしている。王室を存続させる為に、愛など必要ない。必要な事は、血筋だ。」

「ならば私がジャミレトと結婚して、妾妃にチナを迎えるとしましょう。おそらくジャミレトに子は生まれない。産まれるのは、チナとの間の子供だけでしょう。」

「ああ……」

ジャミレトさんのお母さんは、床に膝間づいてしまった。

「お母さん。」

ジャミレトさんは、お母さんの側に

「なんてこと……ジャミレトを未来の王妃として、国王の母として、幼い頃から厳しく育ててきたと言うのに……これではジャミレトが可哀相だわ。」

「全くだ。なぜその日本人ではないといけないのか。」

「愛しているからです。それ以外に理由などない。」

アムジャドのきっぱりとした発言で、私の涙も不安も吹き飛んだ。

「アムジャトのお父さん。」