砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

「アムジャド皇太子の隣の席がよろしいかと思いまして。」

椅子を引かれ、私はその通りにアムジャドの隣の席へ。

「向かい側の席に座るのが、そんなに意味のある事なの?」

私はアムジャドに尋ねた。

「ああ。普段はパートナーが座る席だ。」

私の胸に不安が過る。

という事は、私はアムジャドのパートナーではないと言う事?


そしてアムジャドのお父さんが登場した。

「待たせたか。」

「いえ。我々も今、来たところです。」

そしてお父さんの後ろを見て、身体が凍り付いた。

ジャミレトさんが、家族らしき人を連れて、やって来たからだ。

「ジャミレト様、こちらへ。」

正に座った席は、アムジャドの向かい側の席。

「これは一体!?」

アムジャドは立ち上がった。