砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

そしてイマードさんが現れた。

「アムジャド皇太子、チナ様。昼食会のご準備が整いました。」

「分かった。」

心なしか、アムジャドも緊張しているように見えた。

「昼食会って、誰が来るの?」

「普段は父の友人とか、親戚とかが多いよ。でも今日は誰が来るのだろう。親戚も来ていないし。父の友人が訪ねて来ているとも知らされていない。」

アムジャドの難しい表情に、私も不安になる。

「まあいい。どんな相手が来たって、僕はチナとの結婚を父王に認めて貰う。」

「うん。」

そして私達は、イマードさんと共に、昼食会の会場へと足を運んだ。

「アムジャド皇太子は、この席へ。チナ様は隣にお座り下さい。」

「なぜチナは向かい側の席ではないのだ。」